「LINEスタンプって、本当に儲かるの?」
副業が当たり前になったこの時代。
「LINEスタンプって、実際どうなの?儲かるの?」と疑問に思う方は多いと思います。
私がLINEスタンプ副業に出会ったのは、ちょっとしたきっかけからでした。

病気で仕事ができなくなり、不安の中で探した「在宅でできる副業」
会社員として働いて19年目のある日、突然大きな病気が見つかり、手術が必要になりました。
入院とその後の通院治療…。想像以上にお金がかかり、貯金が飛ぶように消えていきました。
「もしこのまま仕事に戻れなかったらどうしよう…」
「家でできる仕事あるかな?」
不安な気持ちの中、YouTubeを中心に、家でできる副業を片っ端から調べ始めました。

SNSもブログもやってみたけど、しんどくて続かない
当時、インスタ・ブログ・YouTubeなど、流行っている副業はとにかく全部やってみました。
SNSやブログを始めた頃は、いろんな副業動画やノウハウを見て、
「とにかく毎日投稿」「毎日続ければ伸びる」と頑張りました。
最初はやる気に満ちていたし、作ること自体は楽しかったです。
でも、毎日投稿しても思ったようにフォロワーが増えない。
再生回数も伸びないし、「いいね」も数えるほど。
次第に、
「この投稿、誰にも見られてない…」「意味があるのかな…?」
そんな思いが頭をよぎるようになりました。
やらなきゃと思えば思うほど、気持ちが重くなっていく。
「楽しい」「面白い」は、いつしか「しんどい」「疲れる」に変わっていました。
投稿を続けても、誰にも相手にされていないような気がして。
「見てもらえてないんじゃないか」「意味あるのかな」って、どんどん不安が積もっていきました。
結局フォロワーがいなければ、収益化すら難しい。
副業って、もっと気軽に始められるものだと思ってたけど…想像以上に厳しい世界でした。
でも、そこで経験したこと──
キーワードの選び方やペルソナ(誰に届けたいか)を考える力、
そういったベースは、今のLINEスタンプづくりにすごく活きています。
たとえば、私が実際に販売しているLINEスタンプにはこんなものがあります:
- 「ダイビング大好き猫のあいさつスタンプ」
→ ダイビングが趣味の人が思わず笑顔になる、3D猫キャラの挨拶スタンプ。 - 「着物女子の1ヶ月分のおはよう&おまけ」
→ 和装好きの方向けに、毎日のおはように使える31日全て違う一言をいれた挨拶スタンプ。 - 「おかっぱ頭の座敷わらしちゃん」
→ 少し不思議でかわいらしいキャラが、気持ちを代弁してくれるスタンプ。

どれも、「誰に、どんなシーンで使ってもらうか」を考えて作ったものです。
これは、SNS時代に苦戦しながら学んだ「キーワードの意識」や「届けたい人を明確にする視点(ペルソナ)」が、スタンプ作りに活きています。
SNSはうまくいかなかったけど、
あのときの試行錯誤が、今のスタンプ作りにちゃんとつながっています。
「あれも意味があったんだな」って、そう思えるからこそ、
副業は、焦らず続けていくことが大事なんだと感じています。

スタンプは「作るのが好き」だから続けられた。少しずつ、でも確かに売れていった
スタンプを作り始めて感じたのは、
**「好きなものをテーマに、静かに集中できるこの作業が、自分にぴったりだった」**ということでした。
私が作ったスタンプは、すぐに爆発的に売れたわけではありません。
でも、時間をかけて少しずつ、確実に売れ始めました。
一緒に始めた友人たちは、「毎日作るのは大変」「売れても全然儲からない」と途中でやめてしまいました。
でも私は、コツコツ積み重ねていくこの過程がむしろ楽しかったんです。
LINEスタンプの価格は、1個あたり120円〜240円ほど。
そのうち制作側の取り分はおおよそ35%〜50%なので、1個売れて、31円〜42円程度の収入になります。
金額だけを見れば、「それって本当に副業になるの?」と思われるかもしれません。
でも、今回の私は違いました。
たった1つでも誰かに使ってもらえたこと、収益が出たことが、ものすごく嬉しかったんです。
小さな積み重ねでも、確実に前に進んでいる実感がありました。

初めての収益はたった42円。でも、あの瞬間のドキドキは今でも覚えてる。
スタンプを作って1ヶ月。
15個(=1セット40枚)を作ったのに、1つも売れませんでした。
「やっぱり甘くないな…」と少し落ち込みながらも、2ヶ月目にはさらに23個を追加。
そして、ついに──初めての収益が発生。
その額は、42円。
たった42円かもしれません。
でも私にとっては、副業で初めて「自分の力でお金を生み出せた」瞬間でした。
売り上げを見たときは嬉しくて、すぐに副業仲間に報告したのを覚えています。
「えっ、ほんとに売れたの!?」「誰かが使ってくれてるんだ…♪」
そんなふうに思ったら、胸がじんわり温かくなって、ワクワクが止まりませんでした。
知らない誰かが、私の作ったスタンプを選んでくれたこと。
それが嬉しくて、誇らしくて、
「もう少し続けてみよう」と思えるきっかけになったんです。

100個で月1万円達成。100個は不可能じゃない。
スタンプを作り続けて、気づけば販売数は100個を超えていました。
そして、月の収益が1万円を超えたのもちょうどその頃です。LINEスタンプを作り始めてから半年たっていました。
この数字だけを見ると、「そんなに作らなきゃいけないの…?」と感じる方もいると思います。
たしかに、手間も時間もかかります。ですが私は、それでも“無理”ではないとはっきり言えます。
なぜなら、今はAIという強力な味方がいるからです。
スタンプの構成やキャラのアイデアを考えるとき、ChatGPTなどのAIを活用しています。
手描きじゃないとダメ、という時代ではもうありません。
そして、LINEスタンプにも売れやすくなる“コツ”があります。
実際に私は、年末年始に向けて出したスタンプがヒットし、
その月の収益は71,368円まで伸びました。

LINEスタンプは日常的に使われるものだからこそ、タイミングやテーマ設定が大事なんです。
LINEスタンプ副業は、一気に稼げるような派手な仕組みではありません。
でも、積み上げた分が確実に形になっていく副業だと、私は自信をもって言えます。
特別なスキルや才能がなくても、コツコツ取り組んでいけば形になる。
今はAIの力も使える時代だから、自分のペースで続けやすい。
LINEスタンプは、そんな副業のひとつだと思います。

LINEスタンプ副業は、コツコツ続ければちゃんと形になる
「LINEスタンプって本当に儲かるの?」
そう思っていた私が、副業としてスタンプを作りはじめて、今では月4万円ほどの収益になりました。
もちろん、簡単に稼げるものではありません。
でも、少しずつ積み重ねていけば、**「自分で作ったものが、誰かの手に届く」**という喜びと収益が、ちゃんと返ってきます。
そして今は、AIという頼れる味方もいます。
イラストが得意じゃなくても、アイデアや言葉を工夫すれば、スタンプづくりは誰にでもできます。
もしあなたが、
「自宅でできる副業を探している」
「本業のほかに収入源を持ちたい」
「好きなことを仕事に近づけてみたい」
そんな想いがあるなら、LINEスタンプ副業はきっと、始める価値のある一歩になるはずです。